2019/10/07 12:35

新しい物、面白い物を見つけ、世界に広めるために旅をしている者「クルクリ」
彼らは一つの街に住まず、決まった道を行かず、気の向くままに世界を歩く。

そんな彼らの来訪を、街の住人達はいつも楽しみにしていた。

鉱石の街の「感情を保存する水晶」
植物の街の「植えると楽し気に歌い踊る草」
液体の街の「液体カバン」
機械の街の「自動地図作成気球」

見たことのないもの、聞いたことのない話を世界中に散りばめながら、住人達のワクワクした顔で心を満たすその旅を、彼らは心から愛しているのだそうだ。

彼らの旅によって新たな交易が始まり、新たな発想が生まれ、また一つ世界が面白くなる。
その足取りは軽く、多くのひらめきを引き連れて、また次の街へと歩いていく。