雪の街には他の街からくる風や雲などの影響で、時々不思議な雪が降ることがある。

黒や黄色、ピンクや水色といった色がついた雪や、小さな球状でプルプルした感触のプルプル雪、カランコロンと音が鳴るカラコロ雪、ゆきんこーずが機嫌が悪い時に降らすベタベタ雪など、今でも過去降ったことのない新しい雪が観測され続けている。

他にもわずかに電気を帯びたピリピリ雪やビリビリ雪、感情の雨が雪化したウキウキ雪やシクシク雪、見えるのに触れないお化け雪や、触れるまで見えない透け雪、金属粉が混じりとても速く降ってきて、すぐ埋もれて消える瞬雪や、甘い、辛い、酸っぱい、しょっぱいなどの味が付いた味雪、透け雪と色がついた雪が同時に発生した際色とりどりの宝石が降ってくるように見える輝石雪などなど、挙げていくとキリがない。

通常の雪と違い、あまり大量に降ることがなく、積もってもすぐに普通の雪に紛れて見えなくなってしまう。