2019/10/29 02:15

液体動物と言われる、液体化したり固体化したりできる種。
エイやタコに似たものや、上半身は人で下半身は魚、いわゆる人魚のようなものもいる。
固体化した時の見た目は元の生物とあまり変わらない。

液体化すると無色透明で無味無臭の液体になる。
海中などで誤って液体してしまった者が、他の生物に飲まれてしまうという事故も過去にあったそうだ。

また、液体動物の中でも固体化した定型を持たない種もいる。
『液体の人」と呼ばれる液体動物で、全身を固体化したらきっと人のような姿になるとの予測からこの名が付いた。
基本的に液体状で、その見た目はただの水たまりだが、意思を持って移動、捕食、睡眠を取り、部分的ではあるが身体の一部を立体化できる。

普段は無味無臭だが、感情によりほんのり液体の色が変わる。

街中では水たまりと間違えて踏まれ、水中では飲まれる危険があるため、外にはあまり出ない。
言葉は持たず、自らの体を腕のような形に盛り上げて、指差したりジェスチャーで他の種族とコミュニケーションを取る。

体を立体化するのに液体筋肉というものが必要らしい。
この筋肉の強さが、体をどれくらい盛り上げ、変化させられるかに影響するそうだ。