2019/10/22 01:04
鉱物の街に住む豆モグラ。通称「マメモグ」。
オオカミと共にレスキュー隊をしているモグラはほぼこの種族である。
名前の由来は、オオカミの頭の上に乗れる小さな体と、豆のような体の形からきている。
このモグラは前脚が非常に発達しており、逆に後脚は退化してしまってほぼない。
この前脚を使って這う、跳ねる、転がるといった方法で移動する。
自分の倍以上ある石をどかして隙間に入っていったり、柔らかい岩であれば堀り進むことができる。
岩と岩の隙間で虫や特定の鉱物を食べて生活していた。
非常に食いしん坊で、12時間食べないと動けなくなる。
もともとは野性だったが、鉱物の街の住人のお弁当に釣られて出てきては餌付けされ、どんどん野性の種が減っていった。
鉱物の街のお弁当は主に植物の街の木の実か鉱物料理で、マメモグからしたら虫よりかなり美味いらしく、すっかり虫を捕ることをしなくなった。
言葉を持たず知能もあまり高くないにもかかわらず街で暮らしている、珍しい種族である。