2019/10/07 12:38
止まった本の内容を足から吸い上げて体に転写することができる虫。
地球で言うホタルに似た形状で、 鞘翅は本の表紙に、後翅は扇子のように折りたたまれた本になっていて、左の羽が前編、右の羽が後編になっている。また、本の内容で動きのパターンや活発さが顕著に変わるため、内容を理解しているのでは?と言われている。
左の羽を触ったあと右の羽に触れられると高速で飛んで逃げてしまう性質があり、羽の中の内容は本の虫が他の本に止まってしまうと書き換わってしまうため、その前に見つけないと続きが読めなくて、もやっもやする。
噂ではずいぶん昔戦争の時代に戦火から逃れるため作られた秘密書庫があり、
本の虫の巣はその書庫の中らしい。焼失したと思われていた本の内容を持っている虫もいるんだとか。
夜になるといなくなることから寝床があるものと予想されているが、見つけた者はいないとされている。