世界で一番高い山の中腹あたりにある、一年中雪に覆われた街。

北側と南側がトンネルで結ばれていて、その出入口周辺とトンネル内部が街になっている。

スキーやスケート、オーロラショー、つららや雪の彫刻展など、観光やレジャーを楽しみに多くの人が訪れる。

また、温かい飲み物の開発がさかんで、いろいろな種類のスープやブレンド茶やホットジュースが日々生み出されている。

飲食の街で出される温かい飲み物は、大半が雪の街で生み出されたものか、雪の街出身者が開発している。

クリスマスの時期はお祭りを行っているが、地球のクリスマスを色々と誤解しているため

内容は地球のそれとはだいぶ異なっている。

クライマックスでは、トナカイに赤服を着せ、赤鼻に白髭をつけ、

大きな袋を持たせて、大量のソリに乗せ一斉に飛ばすイベントが行われる。

住人の多くは寒さに強い動物が多いが、この街ならではの生き物もいるため、研究の街の学者がよく訪れる。

ふわふわと街中に浮いていて、手をつなぐことで雪を降らせる雪の結晶の妖精「ゆきんこーず」や

溶けない雪で作られた雪だるま、雪の音を鳴らす妖精やオーロラアーティスト、星空エンターテイナーなど

個性的な能力を持った住人が多い。

雪も地球のものとは異なり、色のついた雪やプルプル雪、カランコロンと音が鳴るカラコロ雪、

ゆきんこーずが不機嫌な時に降らすべたべた雪など、さまざまな雪が降る。